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駿優でよかった!先輩たちの合格体験記

芸術文化学部

福島県立橘高校卒
 受験を乗り切るのに一番必要なのは、精神的な強さだと思う。この一年間、それを実感した。実際にも、私は少し強くなって、成長できたような気がしている。
 そうはいっても、予備校生活は失敗と挫折で何度もくじけそうになっていた。一番苦手だが、一番時間をかけた英語は、結局はセンターを過ぎても「伸び」はイマイチ。正月を過ぎれば、焦りすぎて成績は急降下。ついには、私立の出願表の記入ミスで、大学側から電話がかかってくることもあった。
 数々の失敗をやって、私立の試験前にふっと気づいた。まだ、試験をやっていないということは、私は勝ったわけでも負けたわけでもない。むしろどんな失敗をしても、まだ試験というリングへの出場権は奪われてはいない。成績はまだまだ下だとしても、勉強は一日も欠かさず、しっかりやってきた。ここで失敗したことばかり見ていたら、私はそれまでの人間で終わる。そして後悔する。そう考えると、自分に対してふつふつと腹が立ち、イライラしてきた。
 要は、試験前日になって、やっとのことで良い意味で開き直れた。そして、意味もなくいろんな人に感謝をした。両親に、兄姉に、友人に、予備校の先生方に。浪人して、勉強したのは自分だけれど、たくさんの人々に支えられて生きていたのだ、とこの時になって実感した。そして、私を支えてくれた人々への最大の恩返しは、今、目の前にせまってきている試験に合格し、合格通知を見せることだ、そんなことをずっと考えた。それは、結果的には自分自身に悔いないことにもつながっていった。
 試験の前にも、試験中にも、後にも、ずっと心の中で「ありがとう」と言い続けた。不思議なことに、感謝をするということは、妙に心を落ち着かせる。さらにはいろんな勝負ごとに対して、人を強くさせる。
 受験において自分に恥じず、後悔しないようにするには、「私は勉強した」と堂々と言えるほど勉強することと、常に感謝の心を忘れないことだと思う。そして直前になれば開き直ること。すべて終わってみると、いろんなことに打たれ強くなり、結構動じなくなっていたりする。
 結果的に、私はなんとか受験を乗り切ることができた。晴れて、春から大学生になる。これから大学生を目指す人達は、感謝の心を忘れないでほしい。いろんな人達に、ありがとう、と素直に言える心を常に持っていてほしい。そうでなくても、せめて私のように試験の直前で誰かに「ありがとう」と言えるようになってほしい。そうすれば、どんなに辛くても、気がつけば楽になっていることもある。感謝とは、単純なあいさつであり、最も大切な精神栄養剤になりえると思う。